小松邦志ブログ

小松邦志がふだん考えているいろいろなことを順不同で書きます。  医学、医療のこと、旅行のこと、クリスチャンとして考えていること、趣味のこと、政治のことなどが主な話題になると思います。

カテゴリ: 本の紹介

<ペーシング>

 これは、自分を相手に合わせることです。
 相手の雰囲気、話すスピード、声の大きさ、トーン、身振り、言葉遣いなどに、自分をできるだけ合わせるのです。

 もし、相手が悲しそうにしゃべっているのだったら、自分も相手に合わせて悲しそうな口調で話すのです。
 楽しそうにしゃべってくるのなら、自分もそれに合わせて同じような口調、雰囲気で返すのです。

 このように、相手に合わせることで、相手は、親密さを感じ、話を聞いてもらった、共感してもらったと感じることができるのです。



<アイスブレイキング>

 出会い頭の緊張状態をほぐして、話をしやすくするために、アイスブレイキングというスキルがあります。
 文字通り、緊張という氷を溶かすためのスキルです。

 まず、笑顔で挨拶をします。
 このことは、「私はあなたを歓迎しています。」というメッセージを行動によって相手に伝えることになります。

 次に、もし初対面の相手であれば、自己紹介をします。

 そして、「小さな承認」をします。
 相手を観察して、なにか良いものを見つけて、それを言葉に出して相手をほめるのです。
 たとえば、「今日のセーターの色は決まってるね」と服装についてほめたり、「顔色がいいですね。」とか、ちょっとしたことでいいので、相手をほめるのです。
 このことにより、相手の心の緊張が解けて、良いコミュニケーションにつながっていきます。



<アイコンタクト>

 良いコミュニケーションのための第一歩は、アイコンタクト、すなわち視線を合わせることです。
 視線を合わせることによって、「あなたを認めていますよ」、「私はあなたのお話を聞きたいです。」というメッセージを行動によって相手に伝えることになります。
 自分の目の高さを相手の目の高さに合わせることも大切です。
 座る位置関係としては、真正面から向かい合う(180°)よりは、45°ぐらいの角度が一番、緊張せず、話しやすいようです。


 現在、書いている途中のシリーズです。

<シリーズを始めるにあたって>


<ペーシング>

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2018/9/26 目次の目次
2018/8/5 記事一覧

<シリーズを始めるにあたって>

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 で、この本を紹介させていただきました。
 この本には、コーチングの特に有用なスキルが実例をまじえて非常にわかりやすく書かれています。
 コーチングのためのスキルということではありますが、これらはより良いコミュニケーションを行うためのスキルです。
 この本を読んでから、私の、人とのコミュニケーションは劇的とも言っていいほど進歩したと思います。今でもこの本に書いてあったことを実践しています。
 これらのスキルを忘れないために、シリーズの記事として書いておこうと思います。
 きっと、これを読んでくださるあなたにも役に立つと思います。
 この本はもう一般の書店では手に入らないのですが、アマゾンなどでは中古で手に入るかも知れません。



2018/9/26 目次の目次
2018/8/5 記事一覧

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 この本は、十数年前に私が研修指導医講習会に参加した時に紹介された本です。
 よくおぼえていないのですが、良い研修医の指導医になるためには、コーチングについて学ぶのもいいですよという感じで紹介されたのかも知れません。
 私は、コーチングというものにこの時初めて出会いました。
 コーチとは、クライアントに寄り添って、クライアントの本当の願いを聞き出し、クライアントと共に目標を設定し、その達成をサポートする人です。
 この本にはコーチングの核となるスキルが、医療現場での実例を多数まじえて、非常にわかりやすく解説されています。

 コーチングには3つの核となるスキルがあります。

 第1は「聴く」です。
 第2は「質問する」です。
 第3は「伝える」です。

 「メディカル・サポート・コーチング」とは名付けられてはいますが、医療現場だけで役立つものではありません。
 コーチングのスキルの多くの部分は、コミュニケーションスキルとも関連するものです。
 コーチングを学ぶことによって、私たちのいろいろな場面でのコミュニケーションがより良いものとなります。
 私も、コーチングを学んで実践することによって、ずいぶんと人とのコミュニケーションが良くなったと思います。

 みなさんにとっても、役に立つものが多いのではないかと思うので、この本からいろいろなスキルを今後紹介させていただこうと思います。

 今日は「ユマニチュード入門」という本を紹介します。

 どこの老人施設や病院にでも、認知症がひどくて、スタッフが手を焼く高齢者がおられます。介護に対する抵抗が強く、二人がかりで押さえつけて処置をしないといけなかったりします。
 でも、このユマニチュードという方法を使うと、あんなにスタッフの言うことを聞いてくれなかった人が、嘘のように素直に従ってくれて、介護がスムーズに進むのです。
 横から見ていると、魔法のよう、奇跡のようだと表現されます。
 ですが、これは魔法でも、奇跡でもなく、技術だというのです。誰でも知識を得て、練習して身につければ、実践可能なものなのです。
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 ユマニチュードは、イブ・ジネストというフランス人が体系化したものです。
 言葉でのコミュニケーションがむずかしい、認知症の進んだ方に対して、どうすれば「あなたは大切な人ですよ。」ということが伝わるか、150を超えるスキルとしてまとめられています。それぞれのスキルは誰でも習得可能、実践可能なものなのです。

 この本は入門編なので、細かい、具体的な150ものスキルは書かれていません。
 ただ基本的な4大コアスキル「見る」「話す」「触れる」「立つ」の要点について解説されています。

 こひつじクリニックでは、看護師がユマニチュードの研修を受けに行って、ユマニチュードを日常の診療に取り入れていこうとしています。
 より良い認知症看護ができるよう目指しています。

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