小松邦志ブログ

小松邦志がふだん考えているいろいろなことを順不同で書きます。  医学、医療のこと、旅行のこと、クリスチャンとして考えていること、趣味のこと、政治のことなどが主な話題になると思います。

カテゴリ: 自己紹介

 私が研修医の1〜2年目だったと思うのですが、こんなことがありました。
 50代か60代ぐらいのある男性患者様が、入院してこられました。
 私が主治医になったので、患者様のところに言って病歴を聴取していました。
 病歴聴取の際には、現病歴(問題となっている病気のこれまでの経過など)、既往歴(過去にかかった主な病気)、家族歴、アレルギーの有無などいろんなことを聞いて、カルテに記録します。
 病歴聴取の際には、現在の運動能力、心肺機能の大ざっぱな目安として、私は患者様によくこんな質問をしていました。
 「(急いで電車に乗ろうとする時など)駅の階段を駆け上がることができますか。」

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 この日も、いつもと同じように、患者様にこの質問をしました。
 するとこんな答えが返ってきました。
 「私は急いで電車に乗ろうとして、駅の階段を駆け上がったりするようなことはありません。いつでも余裕を持って行動しているのでそんな必要がないのです。」

 私は少し驚きました。
 私の中の常識では、電車が目の前に入ってきて、走ったら間に合うというタイミングだった場合、階段を駆け上がって、電車に走り込むのが当たり前だったのです。ほかの誰にとっても、それは当たり前のことだと思っていました。
 なので、この患者様が、「駅の階段を駆け上がって、電車に走り込むようなことはしません。」と言われた時、そんな人がいるんだ。と思って驚いたのです。
 面白いと思いました。
 確かに、時間に余裕を持って行動していれば、乗り遅れそうなタイミングで電車が入ってきたとしても、別に走る必要なんてありませんよね。条件反射のように走っていた自分を、むしろ滑稽(こっけい)と思うようになりました。走らない生き方のほうがかっこいいと思いました。私も、これからは走らないようにしようと思いました。
 以来、私は、電車であっても、バスであっても、走らないと間に合わないタイミングであっても、原則として、走りません。乗り遅れたとしても、次の便に乗ればいいだけの話ですから。

 まあ、つまらないこだわりかも知れません。
 人が違えば、生き方も、価値観も、美学も違って当然です。こだわりのポイントも人それぞれでしょう。
 ですが、私は、この患者様の言葉で、見事に価値観、こだわりポイントが変わってしまいました。

 みなさんも、ちょっとしたきっかけで、自分の価値観が大きく変わってしまったというようなことはなかったですか。もし良かったら教えてください。

 まだ自己紹介をしていないのに気付きました。
 私のこれまでの歩みを神様がどのように導いてこられたかについては、また詳しく書こうと思っています。
 今日は簡単に書きます。

 私は、1966年に神戸で生まれ、神戸で育ちました。
 小学校5年生の時に初めて聖書の話を聞き、6年生の時から教会に通っています。属している教会は日本イエス・キリスト教団聖三一コミュニティー教会です。神戸市垂水区にある教会です。
 1990年に神戸大学医学部を卒業し医者になりました。
 卒業してすぐに徳洲会に入りました。最初の8か月は茅ヶ崎徳洲会病院で内科と外科、、次の2年半は湘南鎌倉病院で産婦人科、小児科、外科、次の約7か月は神奈川県の大和徳洲会で外科の研修を受けました。
 1993年10月から、神戸徳洲会病院に移り、約10年は外科、麻酔科として働き、その後は総合診療部長として主に救急車の患者さんをみる仕事をしていました。
 いろいろきっかけがあって、2012年3月に徳洲会をやめて、2012年4月から1年間、尼崎医療生協病院で緩和ケアの医者として経験を積ませていただきました。
 2013年8月に尼崎で患者様の旅行に同行して支援することを専門に行うクリニックとして、こひつじクリニックを開業しました。
 2015年1月に尼崎から兵庫県川辺郡猪名川町に移転して、訪問診療を中心におこなっています。患者様の旅行、外出支援も続けています。

 ふだんは猪名川町のグッドサマリタンチャーチの礼拝に出席しています。

 趣味は広く浅くでいろいろあります。
 お菓子作り、パソコンをいじる、マラソンに出る、ギターをひく、ドラムをたたく、将棋、ヨットで海の上をただよう、天体望遠鏡など。またおいおい記事にしていきます。

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