小松邦志ブログ

小松邦志がふだん考えているいろいろなことを順不同で書きます。  医学、医療のこと、旅行のこと、クリスチャンとして考えていること、趣味のこと、政治のことなどが主な話題になると思います。

カテゴリ: できごと

 今日は市立池田病院でアドバンス・ケア・プランニングについての勉強会がありました。
 タイトルは「患者さんとどのように話し合いますか?アドバンス・ケア・プランニング(ACP) の実践」。
 講師は神戸大学医学部附属病院緩和支持治療科の木澤義之特命教授でした。
 ACP というのは、最近のわりとはやりの概念で、よく聞く言葉ではあるのですが、恥ずかしながら、私はあまり理解できていませんでした。
 今日の木澤先生のお話は、いろいろな具体的な失敗談、成功談をまじえたもので、とてもわかりやすいものでした。
 ACPとは、「患者・家族・医療従事者の話し合いを通じて、患者の価値観を明らかにし、これからの治療・ケアの目標や選好を明確にするプロセス」です。
 患者様の価値観が治療に反映されるようにということは、私もふだんから考えていることではあるので、ある程度は私はACPを実践しているとは言えます。
 ですが、今日のお話を聞いて勉強になった点がいくつかあります。

 ・家族など、代理決定者をしっかり決めて、その人にも一つの軸となってもらって、役割を果たしてもらった方がいいということ。

 ・ACPは、決まったパターンに基づいてすべての患者で進めていくものではなくて、患者様の気持ちや心の状態を見ながら、個別に、臨機応変に、進めていかなければならないこと。(下手なやり方だと、患者様や、ご家族を傷つけてしまって、かえってうまくいかなかったりする。)

 ・ACPは早すぎても遅すぎても良くない。

 そのほかにもいろいろ勉強になりました。
 今後の診療に取り入れていこうと思います。

 先日、
という記事を書きました。

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 今日は第2回がありました。
 今回は、現在の猪名川町と10年後の理想の猪名川町ということで、集まったみなさんと語り合いました。

 猪名川町の売りはいろいろあると思いますが、私はこう思います。
 ・豊かな自然
   ホタルが飛ぶし、道をイノシシや鹿が歩いていたりする。
 ・電車、高速道路など便利で、大阪、神戸にも近い。
 ・いなかから適度な町までが含まれている。

 私の考える10年後の理想の猪名川町のコンセプトは
  「自然の中で人がいやされる町」です。

 いろいろな人が住んでいますが、
  みんながつながりあって、
  一人ひとりが大切にされる
  助け合う
 町になっていったらいいと思います。

 猪名川町の新しい魅力も発見、発信されて、
 たくさんの人が集まる町になったらいいですね。

 今後のワークショップも楽しみです。

 今日は
 でご紹介したイベントがありました。

 映画監督の千葉茂樹氏と鹿児島の堂園メディカルハウス院長の堂園晴彦氏の講演がありました。

 マザー・テレサは最期を看取るための施設「死を待つ人の家」を作りました。
 貧しく一人で死んでいこうとしている人たちに手を差し伸べ、せめて人間としての扱いを受けながら最期を迎えられるようにしたのです。
 すごい人だと思います。
 キリストを信じて、強い信念を持って、それを貫き通した方でした。
 少しでも見習いたいです。

 堂園先生のお話にも感銘を受けました。
 堂園先生はマザー・テレサさんの生き方に共鳴し、鹿児島で日本初のホスピス診療所を始められた先生です。在宅ホスピスのパイオニアです。
 ホスピスやこどもを守る働きでの感動的なエピソードを聞かせていただきました。

 私も、在宅ホスピスでの仕事に真摯に取り組んでいこうと思います。

 今日は
 でご案内していた勉強会がありました。

 「障がい児者に特化して、安心して生活出来る為の地域医療の問題点と今後の解決すべき課題について」というお題をいただいていました。
 少し調べてみたのですが、このようなテーマでまとめてある情報が見つからなくて、十分な準備ができずに本番にのぞみました。
 高齢者や認知症の方に対する地域医療でさえ、まだまだ不十分で、問題が山積なのに、障がい児者対象の地域医療ということになると、まだほとんど取り組まれていないような状態です。問題点と言う前に、まだほとんど実体がないような状態なのです。
 今日は、私の話はそこそこに、障がい児がご家族におられる当事者の方から、いろいろとお話をうかがうことができて、私が一番勉強になりました。
 ほとんど手付かずの分野なのですが、今後、私なりに障がい児者の地域医療に関わっていきたいと思います。

2018/5/22 患者さんから手作りの羊をいただきました。
2018/6/30 ある患者様の作品
2018/9/20 患者様の作品
2018/9/21 患者様の作品

 で紹介させていただいたのですが、私の担当している90代の男性の患者様が、また新しい作品を作られて、くださいました。
 ありがとうございました。

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 今日は「第6次猪名川町総合計画策定に向けたまちづくりワークショップ」というのがありました。
 これは猪名川町に住む人が、猪名川町についての夢やその夢の実現のために語り合う場ということです。
 今日は30名ほどの参加がありました。
 私は、猪名川町に住み、猪名川町でこひつじクリニックを開いています。
 猪名川町内にも担当している患者さんが、たくさんおられます。
 訪問診療を通して、より良い地域づくりにも貢献したいと思っています。
 これからの猪名川町がどう進んでいくのか。
 どんなふうに町を発展させていくのか。
 私はどのようにそのことに関わることができるのかということを考えたくて、このワークショップに参加してきました。
 今日は第1回で、今後月に1〜2回開かれるようです。
 できるだけ参加して、積極的に猪名川町の将来について考えていきたいと思っています。

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 今日は、猪名川町で一番高い山である大野山(おおやさん)に娘といっしょに登ってきました。
 気持ちのいい天気でした。
 先日の台風で、登山道に木がたくさん倒れていて、障害物になっていたのですが、それはそれで楽しく障害物をのりこえながら登りきることができました。
 下山も同じ道を通って無事に帰ってきました。
 上りも下りも1時間ちょっとぐらいの所要時間でした。
 久しぶりの山登りでした。
 娘と、また近いうちに山登りしたいと話をしています。
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2018/9/8 9月22日の勉強会のご案内

 でご紹介した勉強会が今日ありました。
「認知症など医療現場から見られる地域包括ケアの大切さについて」ということで約40分間お話しました。
 20〜30名ほどの方が来られていました。

 2025年に向けて、地域包括ケアシステムが十分に機能していくことが必要なわけですが、そのための問題点などについてお話しました。
 医療、福祉、行政関係者だけではなく、すべての住民が、助け合う意識を持って、自分にできることを主体的に行い、地域の高齢者、在宅療養中の人、認知症の人などに関わっていくことが重要なのだと思います。

 昨日に引き続きまして、また同じ患者様から別の作品をいただきました。

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2018/5/22 患者さんから手作りの羊をいただきました。
2018/6/30 ある患者様の作品

 で紹介させていただいたのですが、私の担当している90代の男性の患者様が、また新しい作品を作られて、くださいました。
 かばんにつけてます。
 ありがとうございました。

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