<私が変わり者と言える根拠>

 振り返ってみれば、私は小学生の頃から変わっていたのではないかと思います。別に目立ちたいと思っているわけではないのですが、他の人と同じことをするのがあまり好きではありませんでした。自分だけ別のことをするのが苦痛ではなく、むしろ私にとっては自然なことだったように思います。友達と群れて何かをするよりは、一人で好きなことをしていることが多かったように思います。他の人がしないことでも、自分がいいと思ったらそれをしてしまうのです。

 私がクリスチャンであることも、私が変わり者であることを示すひとつのしるしです。日本ではクリスチャン人口は全人口の 1% ほどらしいので、私は100人のうちに一人しかいない程度の変わり者です。私は小学5年生の時に、町の中で友達2人といる時にあるクリスチャンに話しかけられて、聖書の話を初めて聞いたのですが、私はそれをおもしろいと思って、それがきっかけで後日、教会に行くようになりました。でも、いっしょにいた友達2人は別に興味を持たず、教会に行くこともありませんでした。

 私は医学部を卒業して、すぐに徳洲会に入りました。これもかなり変わっていることでした。当時医学部の一学年の定員は120名でしたが、8割程度の学生は卒業後、大学の医局に入っていました。卒業後すぐに徳洲会に行ったのは私だけでした。大学に残るよりも、徳洲会に行った方が、医者としての実力が早くつくと考えてのことでした。

 私は23年間の勤務医時代を経て2013年にこひつじクリニックを開業しました。これも非常に変わったことでした。患者様の旅行に同行して、不可能だった旅行を可能にするということを専門に行うクリニックとして開業したのですが、これはおそらく日本で唯一でした。医者の先輩、友人、知人にこひつじクリニックについて説明すると、理解して応援してくださる方もたまにはおられたのですが、たいていの人は、驚いたり、あきれたりしました。そんなことをしてどんな意味があるのとか、そんな仕事で経営は成り立つのとかいろいろ言われました。でも、私には、これは神様の導きだという確信があったので、迷いはありませんでした。