こひつじクリニックには、非常勤ではありますが、管理栄養士が2名います。
 この栄養士が、患者さんの家まで訪問して、栄養指導、食事指導をしています。
 いろいろな原因で、食事が十分とれていない患者さんに対して、いろいろなアドバイスをしてくれます。
 ・どんなものをどのように調理して、食べたらいいのか。
 ・硬さ、刻み方、とろみの付け方
 ・食事の介助の仕方、食べる時の姿勢
 ・栄養補助食品の使い方
 ・そのほかにも、いろいろ多岐にわたって、アドバイスしてくれます。

 どんな病気の治療をする場合でも、食事が適切にとれているかということは極めて重要なことです。
 食生活のチェックだったり、指導だったりが、治療の第一歩だとも言えます。
 入院患者さんに対して、栄養指導が行われるのは、一般的になってきましたが、在宅療養中の患者さんに対しては、栄養指導はほとんど行われていないと思います。
 うちのクリニックでは世間に先駆けて、在宅療養患者さんの栄養指導をがんばっていこうとしているのです。

 兵庫県の栄養士会が、在宅患者さんの食事指導の改善のためにあるシステムを開発しました。
 患者さんの家族が、食事をスマホなどで写真にとると、それがサーバーにアップされて、栄養士はもちろん、クリニックのスタッフでそれが共有されます。患者さん、御家族、クリニックのスタッフで共有するカルテのようなものです。みんなが書き込むことができて、情報の共有や意思の統一ができたりします。うちのクリニックが兵庫県のモデル診療所に選ばれて、システムの運用が始まっています。

 訪問栄養・食事指導が必要な患者さんがおられたら、どうぞご相談ください。お役に立てるようがんばります。